28 1月

〈各々〉のありのままの姿を「否定」することが、人間存在の〈物化〉と同質になることを忘れることなかれよ!

精神界における〈各々〉にとって、〈愛の次元〉で生きてゆけることが一番しあわせなことだ、と誰しもが考えるだろう。ここで、誤解のないように伝えたいのだが、〈愛の次元〉と謂えば、異性関係と謂う狭い範疇での〈愛の次元〉を考えるかもしれないが、そうではない。言い方を変換すると、人間存在として、〈各々〉が、ありのままの姿を「否定」するのではなく、〈各々〉が、ありのままの姿を「肯定」しあう、と謂う広い意味での〈心の次元〉のことだ。時として、人間が、「関係の創造」の中で、物化=「否定」されて〈心の次元〉の外に誘う。つまり、〈愛の次元〉の外に棄てる、と謂う一番悲惨な人生へと誘うことになる。そうならないように、精神界で生かされている我々が、「関係の創造」の《本質》を忘れないことを願う〈個〉である。